ロシア機がウクライナ東部で墜落、生存者なし について
事故に遭った人は運がなかったとしか言いようがない。
日本時間23日正午の時点でインターネットラジオは、遺体の整理作業が進んでいると伝えている。事故当時、上空では激しい雹が降っていたとのこと。 ドネツクといったら東ウクライナのドンバス地方一の都市である。ぼくの日本人の友人は隣町の(といっても数百キロ離れた)ルガンスクに住んでいる。いままでルガンスクには3度行ったことがあるが、町から離れるとあの辺は一面畑が続く。ドネツクでも様子は変わらないはずだから、おそらく飛行機が墜落したのもそういった平野なのだろう。 不幸中の幸いと言って良いのかわからないが、やはり街に墜落しなかったのは救いだ。僕の教え子の子達でドネツク出身の人は結構多い。街中に落ちれば、ウクライナの密集住宅環境のなか数百単位の被害は確実だろう。そうなればもう知り合いが被害にあっていたかもしれない可能性は高くなる。ハリコフでもたまに上空を見上げると飛行機が飛んでいることがあるが(飛行場もあるし)、いつなんどき落ちてくるかもしれないと思ったらのん気に眺めてもいられなくなる。 墜落原因である雷は上昇気流があり気温の高低差が激しいときに発生しやすく、日本でも夏には雷を発生する雲の高さが上空16キロにまで及ぶ。現在のウクライナの夏であればありえそうな話ではある。 事故に遭ったロシア人の冥福を祈る。 [キエフ 22日 ロイター] ウクライナ非常事態省によると、少なくとも154人を乗せてロシア南部からサンクトペテルブルクに向かっていた旅客機が22日、ウクライナ東部で墜落した。 ロシア非常事態省によると、墜落したのは同国のプルコボ航空の旅客機で、乗客160人、乗員10人が搭乗していた。 ウクライナ非常事態省によると、同機はウクライナ東部ドネツクの北約45キロに墜落、炎上した。 (ロイター) - 8月23日7時2分更新 [SUKHA BALKA(ウクライナ) 22日 ロイター] 当局者らによると、乗客乗員170人を乗せてロシアの黒海沿岸の保養地アナパからサンクトペテルブルクに向かっていたロシアの旅客機が22日、ウクライナ東部で墜落、炎上した。 雷が原因とされており、ロシア非常事態省によると、搭乗者全員が死亡した。航空会社の関係者によれば、犠牲者のうち10人は乗員、39人は子どもで、オランダ人も含まれているが、大半はロシア人だという。 墜落したのはロシア・プルコボ航空の旅客機ツポレフ154型機。同航空の副会長は記者団に、高度1万1700メートル(3万6000フィート)と3000メートル(1万フィート)上空でSOSの発信があった後、同機との交信が途絶えたと語った。 (ロイター) - 8月23日8時22分更新 すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
by exist2ok
| 2006-08-23 12:31
| 雑感
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