すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた

遺憾

ぜんぜん更新していないので、消えかかっているこのページ。

救いたいとは思いながら、ついつい忘れてしまうんだよね~。

忘れないよう気をつけたいです。

すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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# by exist2ok | 2006-08-08 03:21 | 雑感

生きていたブログ

ログインの方法も分からなくなって、半分あきらめていたブログだが、本日開けゴマの呪文が分かり再開。

というより、ただ単にページランクがあるのでそのまま捨てるには惜しくなっただけ。


ということで日本に帰ってきましたが、別段能を見れるわけでも、友達と会うわけでもなく、家で家族とのんびり過ごしています。

そのうち外にも出たいと思う。

今日はこんなところ。

すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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# by exist2ok | 2006-07-07 03:41 | 雑感

ハリコフ・フィル演奏会 10/29(土) 18:00

ヴァイオリン:ナジェージダ・トカレヴァ
ブラームス 交響曲第三番、パガニーニ ヴァイオリン協奏曲、サラサーテ チゴイネルワイゼン

晩秋の気配が濃くなっていくこの時期、ブラームスとはなかなか気の利いた選曲だ。ブラームスの他の交響曲と比べると目立たない曲ではあるが、しかし、芸術的に劣っているわけではない。第一と終楽章は勇壮で力強く、見せ場も多くて聞きやすい。ブラームスの交響曲で他よりも早くぼくがこの曲にのめりこんだ理由はこの辺りにある。
二つの中間楽章はちゃんとブラームスの憂愁を伝えてくれている。この作曲家が、いわゆる天才ではないのだということが良くわかるが、それはブラームスの魅力をいささかも減じはしない。むしろ、時々の己の年齢に即していつでも新たに等身大の自己を静かに納得させてくれるという意味で、ブラームスほど「付き合い」をやめられない作曲家はいない。


曲解説でも言及されたが、パガニーニに比肩しうるヴァイオリニストはいないとされている。もちろん、確かめようはない訳だが、この協奏曲を通して作曲家の腕前を想像することができる。この超絶技巧曲を余裕綽々で弾きこなしたと言われる以上、非凡なことは間違いない。

クラシックの世界では自作自演や初演奏者の演奏が一番の名演奏ということがしばしばある。時代が下るにつれ演奏の技術は確実に上がっているにもかかわらず、昔の演奏を越えられない。許光俊『オレのクラシック』に「オレとピアソラ」と題する一文があるが、まさにこのことに言及している。音楽は技術を前提にしているにもかかわらず、技術で終わらない。恐ろしいことだ。

そしてその数値で測れない部分が決定的に重要なのだが、そういう演奏は本当にまれなのである。演奏会に行くことはある意味「博打」だし、だからこそ日本ではもう行くだけの勇気がぼくにはない。「能」の方がはるかに芸術的に奇跡を再現してくれる可能性が高いからである。


サラサーテはやはり盛り上がるので、演奏会の最後に持って来て正解だ。大絶賛の嵐を巻き起こし、アンコールでもう一度繰り返されたほどウケた。トカレヴァのヴァイオリンは線が細くなく、技巧的な面の得意な演奏者と感じた。


来週はいよいよウクライナの作曲家リャトシンスキーの交響曲第三番である。



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# by exist2ok | 2005-10-29 23:48 | 音楽

ハリコフ・フィル演奏会10/22(土) 18:00

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第五番『皇帝』」
ラヴェル「ピアノ協奏曲」「ボレロ」
ピアノ ナジェージダ・シュパレンコ

「ボレロ」を聴いたのはずいぶん前になる。ラヴェル自身の言葉どおり何が面白いのかわからないから、あえて聴こうとかCDを買おうとかいう気にならない曲である。今回のボレロは面白かった。まず、気がついたのが小太鼓のリズムの音の大きさ。本来、ここは聞こえるか否かというほどの弱音から始まるはずが、普通に叩いている。

で、さらに面白いのは、はじめは気がつかなかったが、テーマが一巡するごとにテンポが速まること。これは終盤間際には、今まで聞いたことがないほどのスピードになった。音の大きさもホールが室内楽用の小ホールで代用されているため、ここまで轟音だとすごいことになった。子供が聞いたら泣き出すよ。

この曲はそれぞれのソロ・パートを担当する独奏者の負担が大きい。各人の実力が明らかになってしまう。ストレスは結構あるんじゃないだろうか。序盤のホルンはソロで裏返ってそれ以降の部分をまったく吹けなくなってしまった。うーん、厳しい。終演後は指揮者から立たされなかったもの。


でも、今回はボレロのことを話したいのじゃなく、第一部のシュパレンコのピアノについて。普通のピアニストって協奏曲を弾くと大体本人が体質的に得意とする部分とそうでない部分がわかる。例えば、歌わせることが好きな場合、快速スピードでガンガン叩くようなところは弱かったり、とか。前回のショパンを弾いたミロフスカがそうだった。

でも、アメリカから来たナージャさんはもう、男前と言っていいくらい堂々たるベートーヴェン。本人は笑顔がちょっとおばちゃんみたいにかわいい娘さん(ぢつは結構タイプ)だけど、同じタイプで思いつくのはルドルフ・ケレール。もちろん、グールドみたいに極端ではないけど、ノン・レガートでかっちり弾く。かといってベートーヴェンの量感というか「ドワー」っとくるボリューム感はちゃんとある。ピアノではよほどのビッグネームじゃないかぎり「楽譜どおりに弾けたかどうか」を超えることのできるピアニストって案外少ない。
だから、ピアノを通して語るだけの何かを持っている人の演奏に出会えると本当にうれしくなる。一番良かったのは第一楽章と第二楽章。「英雄」に似た勇壮な第一と憧憬的な切なさのある第二。第二から終楽章が休止なしでつながっているというのは作曲家の天才だろうなぁとしみじみ思う。
ラヴェルのGメジャーの協奏曲はこれまたタイプががらっと変わってようございました。ただ、ヤンコとハリコフ・フィルは半年前もやってるよなぁ、この曲。今回彼女は誰かの代役で弾いたようなので、個人リサイタルがなかったのは残念。


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# by exist2ok | 2005-10-22 21:27 | 音楽

ハリコフ・フィル演奏会10/15(土) 18:00

ショパンピアノ協奏曲第一番、ビゼー「カルメン」序曲、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、ラヴェル「『ダフニスとクロエ』第二組曲」

ピアノ マリヤ・ミロフスカ

実は九月から何度かコンサート、オペラに通っていたが感想を書く気がしなかった。幾分、失望していた面があったからである。内容ではなくレパートリーに関して。
ウクライナのコネ社会の構造が見えてくるにしたがって、一々の現象面に当てはめるとレベルの低さの原因に至極納得がいくようになってきたということだ。ハリコフ・フィルに関して言えば、音楽院の友人や自分のピアノの先生などの指揮者ヤンコにたいする評価は厳しい。それはコネ社会の中でうまく立ち回る人物としてその品行を俎上にあげた意見ではあるのだが、一面納得せざるを得ない。それは演奏会の質に関わってくるからである。

僕自身はヤンコの指揮については、統率が甘く解釈も上っ面なのでもう一歩踏み込みが欲しいところだが、アタッカのかけ方、クレッシェンドの盛り上がり方などは気に入っている(こうした「あざとさ」だけの演奏も褒められたものではないにせよ)。
しかし、プログラムについてはいわゆる「楽をしている」としか思えない。およそ三ヶ月前にラフマニノフ・フェスがあった際にチャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏している。そして今月十月、再びそれが予定されていた(変更になった)。また、同様にラフマニノフの協奏曲第三番も今月頭に再演されている。レパートリーの狭さは、そのままオーケストラの仕事量の少なさと同義だ。なぜなら、数回の全体リハーサルとそれに先立つ個々の演奏家の勉強が必要だからである。同じ作品を使い回せば、全体であわせるだけで、一々勉強しなおす必要はない。
誰でも気がつくようなサボタージュが批判の目にさらされないということは、何らかの利害関係によって守られているとしか思えない。
個々の演奏家についても、ソロ・パートでかなり疑わしい音を出す者が散見されるが、オーケストラの側に演奏レベルを維持または向上させる機能が働かないとすれば、それはなぜなのかと問わざるをえない。オーケストラの楽団員になることは収入の確保であり生活保障であるという面が第一で、演奏レベルは二の次というのでは本末が転倒している。
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# by exist2ok | 2005-10-15 21:25 | 音楽



メキシコ、N.Y. L.A.そして現在はウクライナのハリコフ市に住むおがわがお伝えします。コメント・TB大歓迎です。どんどん絡んでくださいね。
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