すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた

ウクライナ 法人・消費税大幅下げ 経済立て直し急ぐ

ぼくは単純に東側の町に住んでいるという理由でヤヌコーヴィチ寄りの見方をしているわけだが、結局のところは、ウクライナのことはウクライナ人が決めればよろしいことなので、あまりこだわっていない。
一点言いたいことは、ロシアとの関係を無視してウクライナが経済的に安定するのは近い将来に限って言えば無理ということだ。これは言語問題があろうが、反ロシア感情があろうが厳然とした事実であって、ロシアの存在を軽視すればすればどういうことになるかは、昨今のウクライナの経済状況からも明らかだろう。
一旦、大統領選で負け、首相に返り咲いたということでヤヌコーヴィチも今までのように好き勝手はできないだろうかと思うが、どうだろうか? 少なくとも、ゲンナマ抱えて高飛びしようとして空港で逮捕された恥知らずのティモシェンコよりは格段によいとおもうが、、、

*ここで言う、よい悪いというのは、全体への利益還元という意味での。つまり、一部の特権階級に利益が集中しないということを「ベター」と見なしている。


ウクライナ 法人・消費税大幅下げ 経済立て直し急ぐ

 ウクライナ政府は7日、2008年をめどに法人税、消費税を大幅に引き下げる経済改革案をまとめた。4日に親露派のヤヌコビッチ首相を首班とする新内閣が発足したことを受け、政治空白で停滞していた経済の立て直しを急ぐ。
 英紙フィナンシャル・タイムズによると、ウクライナ政府は一連の税制改革の一環として、08年をめどに法人税率を25%から20%に、付加価値税を20%から18%に引き下げる。
 アザロフ財務相は、ウクライナの主力産業である鉄鋼などの輸出拡大を狙いに、現在1ドル=約5グリブナに固定されている通貨グリブナの対ドル相場を引き下げる可能性を示唆。今年決定した電力や天然ガス小売り価格の値上げ方針なども見直す考えを示した。
 ウクライナは04年まで数年にわたり10%を上回る経済成長を続けてきたが、貧富の差の拡大や汚職の横行などを背景に親露派のクチマ大統領、ヤヌコビッチ首相が退陣に追い込まれていた。
 その後を継いだ親欧州派のユシチェンコ大統領の下、ロシアとの関係が悪化。また閣内対立や鉄鋼価格の下落などもあり、経済が急速に失速していた。このため、同大統領は今月4日にヤヌコビッチ氏を再び首相に起用し、国内の安定を最優先に掲げる政策に転換した。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 8月9日8時33分更新

すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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# by exist2ok | 2006-08-15 03:02 | 雑感

ピナ・バウシュ「カフェ・ミュラー」

ぼくにはダンスのことは詳しく分からないが、彼女のダンスの大きな特徴である同時進行の動き、踊りの共時性には強くひかれる。これはクラシックの枷を離れたノイエ・タンツの必然的通過点であるとも思える。

彼女自身は解釈や一元的な意味を加えることを戒めているが、今回番組で述べた「愛の受容と苦痛」という言葉の一端から、そのイメージは推し量ることはできる。

ダンサー・俳優らは自分たちで役柄の特徴や性格などのかなり具体的なイメージを持っているようだが、それらの役柄は、例えばワーグナーの楽劇におけるライトモチーフによる性格づけとはまったく異なる性格のものだ。つまり、演者自身によるイメージは必ずしも全体において明確な立場を表明しているわけではないし、また、確固たる重要性を主張できているわけでもない。世界を構成する円環は円満に完結していない。

あるパーソナリティーはあくまで自己主張はするが、それは必ずしも彼・彼女以外の人物にとって意味を持っているわけではない。それぞれは「己の愛」を主張し、求めるわけだがそれは環境によって十分に受け入れられるわけではない。それがある規則性をもって繰り返される登場人物の動きに反映されている。


彼女のダンスは理解されないことの不安が同時に愛の希求であることの痛ましい表現のような気がしてならない。

NHK教育 芸術劇場 2006年8月13日(日)放送


【劇場中継】 22:33~23:17
●ピナ・バウシュ「カフェ・ミュラー」

<演出・振付> ピナ・バウシュ
<美術・衣裳> ロルフ・ボルツィク
<音 楽> ヘンリー・パーセル
<出 演> ピナ・バウシュ、ドミニク・メルシー ほか

ヴッパタール舞踊団
<収 録> 2006年4月14日 東京・国立劇場 大劇場

世界的な振付家、ピナ・バウシュの代表作で、本人が出演する唯一の作品、「カフェ・ミュラー」。カフェの簡素なセットの中で、六人の男女が、出会い、すれ違い、別れを繰り広げる。タンツテアターと呼ばれる独自の表現を切り開いてきたバウシュの原点でもある本作は、1986年初来日の際に上演されて、日本のダンス・演劇界に衝撃を与えた。日本での20年ぶりの上演を機に紹介する。

※ピナ・バウシュ 
(1940ドイツ生まれ、 ヴッパタール舞踊団芸術監督、振付家・ダンサー)

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# by exist2ok | 2006-08-14 02:16 | 芸能

ミラン・クンデラ「生は彼方に」読了

多分に作家本人と重ね合わせている部分が指摘される本作である。再度になるが、この描写、まるで死体の皮を剥いでいく検死官のような淡々とした表現である。であるがゆえに最後の二章であっけなく死が明らかになる主人公の皮相さ空虚さ、そして間抜けぶりが際立つ。このような皮肉のために延々とこの大部の作品を書いてゆくこの作家をどう捉えればよいのだろう?

クンデラの描写自体にそれほど共通点があるとも思えないセリーヌの「夜の果てへの旅」読後に味わった感覚と同質の嫌悪感を覚えてしまうのだ。

そう、ぼくの嫌悪感の源は、この作家がかくも透徹した分析眼と全体へのパースペクティヴを持ちながら、主要な題材、テーマがあまりに貧弱であることなのだ。一人の偏向した少年の自我に、チェコの共産主義を支えた感傷的倒錯者たちに、皮肉を投げかけることがこの小説の価値なのだろうか(再三言うように、ほとんど全編を貫いて発揮される語り手の慧眼にもかかわらず、である)?


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# by exist2ok | 2006-08-13 01:36 | 読書

ミラン・クンデラ

「生は彼方に」をもう少々で読了予定。

クンデラの名は以前から気になってはいたが、読む機会がなかった。

この小説はクンデラの実際の人生とも重なる部分を多分に含んでいる。そして、著者の視点はある意味冷めていて批判的ですらある。まるで検死官が遺体の皮を一枚一枚丁寧に点検しながら剥いで行くような、そんな描写である。

章が変わるたびに、クンデラは文体に変化を持たせている点も興味深い。まるでそこでは、時間が伸び縮みするかのような錯覚にとらわれる。


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# by exist2ok | 2006-08-10 04:06 | 読書

ウクライナ帰還が延びました

当初の予定では9月の1日から戻れるのが理想であったが、そううまくいくとはこちらも思っていなかった。案の定、うまく行ってハリコフには秋に短期間戻れるかどうか、という微妙さだ。

まあ、これもよかろうと思う。

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# by exist2ok | 2006-08-09 02:48 | 雑感



メキシコ、N.Y. L.A.そして現在はウクライナのハリコフ市に住むおがわがお伝えします。コメント・TB大歓迎です。どんどん絡んでくださいね。
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