すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた

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露機墜落「死に至るケチ」と露紙…燃料倹約で奨励金 について

さもありなん。

先日友人が言っていたチャーター機の劣悪な状態というのの一例だと思います。

ウクライナの友人の話では、この大惨事によって祝日の行事が自粛される例が多かったそうです。170人といったら大事故ですからね。それについ最近まで同じ国の同胞だったわけですから、ウクライナ人にとっても他人事ではないですね。





露機墜落「死に至るケチ」と露紙…燃料倹約で奨励金
 【モスクワ=古本朗】ロシア・プルコボ航空のTu154旅客機が22日、ウクライナ東部に墜落、乗員・乗客全員が死亡した事故をめぐり、航空会社がパイロットに徹底した燃料倹約を強いたことが事故の誘因になった――との新説が露メディアで浮上し、物議を醸している。

 28日までに死者総数が170人と確認された同事故について、大衆紙モスコフスキー・コムソモレツ(26日付)は、「死に至るケチ」の大見出しで、この新説を紹介した。

 事故機が所属する航空会社の内情に通じている、というパイロットは同紙に対し、同社が自社パイロットに毎月300ドル(約3万4500円)の燃料倹約奨励金を払うほか、地元空港以外での給油は値段が高いので制限するなど、厳しい倹約策を敷いている、と証言。
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by exist2ok | 2006-08-30 23:10 | 雑感

もはやブームではない!?文化的評価が高まる「お笑い」 について

本当にそんなに楽観的な話なんだろうか? 

むしろ芸の精進とともに芸能界内でのまさに日本的な人間関係に食い込めた者こそが残っていくのであって、それが芸のレベルの底上げになっているとは到底思えない。北野たけしや爆笑問題は芸の下積みと実力があって成功し、そこからはじめてもともと別の分野について持っている力を開陳できた(彼らはそのごく初期から自分たちのやりたいことを明確にしている)。しかし、それだけの深さがもともとない芸人に何が起きているかということは、ばかるでぃ(現:さまぁ~ず)やとんねるずやその他多くのコンビが端的にあらわしていると思う。


今のお笑い芸人たちはあるレベルに到達した時点でその芸が突然消滅してしまう。
ぼくが子供のころから同時代で見てきたコンビに「とんねるず」があるが、まさに駆け出しのころの「みなさんのおかげです」での彼らの体を張ったがんばりと笑いの内容の濃さは明らかに芸と呼べるものだったと思う。
しかし、そこから現在の「みなさんのおかげでした」に目をやるとそこにはもはや芸はまったく認めることができない。現在のとんえるずのあの姿こそ芸能界における終わりなきマスターベーションを愚民(トークや食べ歩き、旅行番組を量産し、そこにお笑い芸人を送り込めばいくらでも番組が出来上がると思っていると業界は明らかにそう見なしているだろう。でなければこの異常な数のトーク番組をどう説明するのか!?)に「芸」として信じさせることに成功した現代日本の病理体質そのものではないかと思うのだ。そこにいったいどんな芸の発達がありうるというのだろう?


先ごろ淫行問題で追放された「極楽とんぼ」の山本について興味深いことを耳にした。吉本は大して芸があるわけでもなく、人脈の面から業界に食い込むことで仕事を確保し、しかも若手芸人をけしかけて賃上げの突き上げをする山本が目障りだったので、この機会に切り捨てたという話だ。
現在、山本と同じような状況でテレビに出演する芸人がどれほどいるかを見てみれば、それがお笑い文化のサブカル脱却化→ポップ・カルチャー化へなどと口が裂けてもいえないのではないかと思うのだけど。




もはやブームではない!?文化的評価が高まる「お笑い」

 04年辺りに発生した「お笑いブーム」は、その後も衰える様子を見せず、現在も勢いを保っている。そんな中で、今年1月に出版された、劇団ひとりの小説『陰日向に咲く』は、現在50万部を超えるベストセラーとして、芸能界、出版界ともに大きな話題を呼んだ。さらに、3月には、爆笑問題が漫才師としての肩書きで、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するというニュースが飛び込んできた。これらのことが象徴するように、ここに来てお笑いというジャンルは音楽や映画とともに、主要エンタテインメントを扱うポップ・カルチャーの中で語られる時期に来たのではないだろうか( 写真はこちら )。

(中略)

 だがここに来て、ようやく状況は変わりつつあるように見える。冒頭で述べた爆笑問題の芸術選奨は、深夜番組『爆笑問題のススメ』が対象になったもので、バラエティのジャンルからの受賞は、設立以来初のことだった。また『陰日向に咲く』は、小説でありながらも明らかに劇団ひとりのひとりコントの延長線上に書かれたものであり、この作品が「『なりきり芸』に感心」(斎藤美奈子「文芸予報」、『週刊朝日』連載)といった、コント芸にリンクさせた評価を、文芸批評の中で受けたことは、「お笑い業界」全体にとっても、エポックメイキングな出来事といえる。

 こうした状況の変化は、今も続くお笑い人気が作り出したことは間違いない。今回のブームが、前回までのものと大きく違うのは、人気が長期間持続しているのに加えて、メインで活躍する芸人が従来と比べ物にならないくらい増えている点である。実に様々なタイプの芸人を、日常的にテレビで見ているうちに、視聴者自身が意識するかどうかは関係なく、自然と芸を見る目は養われていくもの。また、多くのブログやSNSで、お笑いライヴのレポートが頻繁にアップされているのを見ても、全体的に笑いに対する関心度が高まってきていることが分かる。

 ただ、お笑いをポップ・カルチャーとして批評する際に、理解してもらいたいのは、音楽や映画と同じく「評価軸はひとつではない」ということである。例えば、オリジナリティ面では劣っている芸であっても、それを補えるだけの親しみやすさをもっていれば、その芸人は十分評価に値するといえるだろう。そこのところを無視した、一元的な批評ばかりになってしまえば、却ってお笑いの世界を味気のないものに変えてしまう恐れもある。そういった偏った評価を避けるためにも、過去の歴史を振り返り、現代の視点で再評価することが、今後重要になってくるのではないか。

 お笑いがポップ・カルチャーのひとつとして広く認識されたとしても、何も芸人が文化人やアーティストの位置に納まるべきではないだろう。常に観客、視聴者の期待に応えながらも、自らクオリティの高さを追及していく「アルチザン」こそが、お笑い芸人の目指す道なのだから。(文/広川たかあき)
(オリコン) - 8月26日10時30分更新

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by exist2ok | 2006-08-26 23:53 | 芸能

岡本太郎 明日の神話 続き

新橋汐留の日本テレビタワーに明日の神話を見に行ってきた。

あまり気にも留めなかったが、どうやら太陽の塔と並ぶ大作のようだ。

ぼくはかつてメキシコに3年、そのうち2年間をメキシコシティーで住んでいたので、この話をウクライナからの帰国後耳にした際には驚いた。メキシコという土地はいかにも岡本太郎の好きそうな風土だからだ。
町中にディエゴ・リベラやシケイロスの壁画やモニュメントが散在する。その中に岡本太郎の作品が忽然とあってもまったく違和感がない。乾いた空気と青空、そして車や人の喧騒、その中に忽然と現れる遺跡。そんなメキシコの街にぴったりなのだ。

そもそも話しのはじめから、建設途中で倒産したホテル、ときいて「オテル・デ・メヒコ」を思い出していたが、予想通りこのホテルが壁画を依頼していた。実はこのホテル、現在はアエロメヒコのオフィスになっているのだが、ぼくがはじめて下宿した家から遠くない。バスで5分ほどの場所にある。上方になるにしたがって広がっていく、茶色で奇抜な建物だ。いまでもバス通過場所としてそのままの名で呼ばれていて、目印としても親しまれている。


今回この壁画を見てまず気がついたのが、中央の骸骨のスタイル。これはまさに11月1日死者の日に現れるメキシコ式の骸骨そのままだ。メキシコの幽霊はひょうきんなものが多く、今にもいたずらを始めそうなほどウキウキしている。岡本太郎がそんな底抜けに能天気なメキシコの骸骨を知らずにこの壁画を描いたはずがない。
原爆の風景を描いているとのことだが、爆発の強烈な勢い、すべてをなぎ払ってしまう禍々しさを描きながら、そのなかでなぶられることに歓喜し歌うような根源的な力を感じるのである。

結局は作品を残しながらも、その瞬間瞬間では自分自身がかけがえのない「作品」足りえた岡本太郎という芸術家の伝えたいことは歓喜や爆発というどこまでも動的で、固定化することの永遠に不可能なものだったのだと思わざるを得ない。

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by exist2ok | 2006-08-26 01:11 | 雑感

岡本太郎 明日の神話

本日、汐留に岡本太郎の「明日の神話」を見に行ってくる。

詳しくは後ほど。

先ごろ亡くなられた養女の岡本敏子さんによる音声解説
『明日の神話』岡本敏子音声解説


岡本太郎「明日の神話」

「明日の神話」は、メキシコ人実業家の依頼を受けた岡本太郎が、1968年~69年にかけて何度も現地に足を運んで完成させ、1970年の大阪万博のシンボルとなった「太陽の塔」と‘対をなす’作品といわれています。岡本太郎の最高傑作であり、岡本絵画では最大の作品です(縦5.5m、横30m)。

作品は原爆の炸裂する瞬間をモチーフとし、未来に対するメッセージを描いたものです。炸裂の瞬間は残酷な悲劇を内包しながら、その瞬間誇らかに「明日の神話」が生まれると信じた、岡本太郎の痛切なメッセージを伝えています。

壁画は、新築ホテルのロビーを飾るために描かれたものですが、依頼主の経営状況が悪化したことでホテルは未完成のまま放置され、壁画も取り外されて各地を転々とするうちに行方がわからなくなっていました。しかし、ついに2003年9月、岡本太郎のパートナーであり、長年作品を探し続けてきた故岡本敏子がメキシコを訪ね「明日の神話」であることを確認し、発見に至りました。

発見の後、所有者との間で所有権の移転交渉を進め、2005年春に合意に達しました。4月には現地に技術者チームを派遣し、作品の解体・梱包作業を経て、5月28日に無事日本に到着しました。

岡本太郎の芸術作品と名言集

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by exist2ok | 2006-08-25 16:09 | 雑感

ロシアの飛行機墜落 について 続き

やっと現地の知り合いからぽつぽつ事情が届いてきた。

まあ、気流の急激な変化によるダウンバーストの発生のようです。

そしてパイロットは街中に墜落することを避けようとして、平野に胴体着陸を試みたが力及ばず今回の結果となったそうです。

もともとこれはチャーター機であり、ロシアのチャーター機はメンテも機体の状態も悪いそうで、それにもかかわらず乗ってしまう国民性とのこと。

ラジオではブラックボックスの回収が済み、分析にかけられるとのこと。専門家へのインタビュー番組では、こういった劣悪な状態の飛行機の安全性を国がチェックすることはできないのか、という話があった。


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by exist2ok | 2006-08-25 03:08 | 雑感

ロシア機がウクライナ東部で墜落、生存者なし について

事故に遭った人は運がなかったとしか言いようがない。

日本時間23日正午の時点でインターネットラジオは、遺体の整理作業が進んでいると伝えている。事故当時、上空では激しい雹が降っていたとのこと。


ドネツクといったら東ウクライナのドンバス地方一の都市である。ぼくの日本人の友人は隣町の(といっても数百キロ離れた)ルガンスクに住んでいる。いままでルガンスクには3度行ったことがあるが、町から離れるとあの辺は一面畑が続く。ドネツクでも様子は変わらないはずだから、おそらく飛行機が墜落したのもそういった平野なのだろう。

不幸中の幸いと言って良いのかわからないが、やはり街に墜落しなかったのは救いだ。僕の教え子の子達でドネツク出身の人は結構多い。街中に落ちれば、ウクライナの密集住宅環境のなか数百単位の被害は確実だろう。そうなればもう知り合いが被害にあっていたかもしれない可能性は高くなる。ハリコフでもたまに上空を見上げると飛行機が飛んでいることがあるが(飛行場もあるし)、いつなんどき落ちてくるかもしれないと思ったらのん気に眺めてもいられなくなる。

墜落原因である雷は上昇気流があり気温の高低差が激しいときに発生しやすく、日本でも夏には雷を発生する雲の高さが上空16キロにまで及ぶ。現在のウクライナの夏であればありえそうな話ではある。

事故に遭ったロシア人の冥福を祈る。


 [キエフ 22日 ロイター] ウクライナ非常事態省によると、少なくとも154人を乗せてロシア南部からサンクトペテルブルクに向かっていた旅客機が22日、ウクライナ東部で墜落した。
 ロシア非常事態省によると、墜落したのは同国のプルコボ航空の旅客機で、乗客160人、乗員10人が搭乗していた。
 ウクライナ非常事態省によると、同機はウクライナ東部ドネツクの北約45キロに墜落、炎上した。
(ロイター) - 8月23日7時2分更新



[SUKHA BALKA(ウクライナ) 22日 ロイター] 当局者らによると、乗客乗員170人を乗せてロシアの黒海沿岸の保養地アナパからサンクトペテルブルクに向かっていたロシアの旅客機が22日、ウクライナ東部で墜落、炎上した。
 雷が原因とされており、ロシア非常事態省によると、搭乗者全員が死亡した。航空会社の関係者によれば、犠牲者のうち10人は乗員、39人は子どもで、オランダ人も含まれているが、大半はロシア人だという。
 墜落したのはロシア・プルコボ航空の旅客機ツポレフ154型機。同航空の副会長は記者団に、高度1万1700メートル(3万6000フィート)と3000メートル(1万フィート)上空でSOSの発信があった後、同機との交信が途絶えたと語った。
(ロイター) - 8月23日8時22分更新


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by exist2ok | 2006-08-23 12:31 | 雑感

日本漁船だ捕 露漁船銃撃 事件について

痛ましい事件である。ロシアと日本の間に横たわる領土問題の不透明性が生んだ事件だろう。原田親仁欧州局長が

「本件が事実とすれば、日本漁船がわが国固有の領土である北方4島の領海内で、ロシア側により銃撃を受け、拿捕されたことを意味する」

と答えている以上、日本側は現場を日本国領海内と主張するし、それはロシアとて同じことだろう。問題は、領土問題が解決しないことが一番の原因であることに変わりはない。しかし、返す・返さないのやり取りで解決がつく性質の問題ではない以上、領土問題を前提に紛争がおきないようにすることが必要なはずだ。

ロシア側の主張によれば、漁船は明らかに密漁しており警告にもかかわらず逃走している。事実であれば、発砲やむなしだろう。もし、船長が日本領海内を主張するのであれば、潔くその旨を主張するべきであったろう。泥棒よろしく、逃げたのが発砲の口実を与えたと思えなくもない。

しかし転じて、例えばこれが日本の南海で韓国や中国の密漁船というようにおきかえた場合、事態はどうだったかと仮定してみる。まず、日本側の巡視船は発砲しないであろう。それはまず日本国側からする武力衝突による問題になるからであり、外交上その後の交渉に影響するだろうから。

今回ロシアが発砲した背景には、まず日本との外交上の関係の希薄さがあるのだと考えざるを得ない。外交上の関係が密接であれば、末端の巡視船が密漁船相手とはいえそう簡単に銃撃してこないのではないか。

とすると、我ら両国間に存する苛立ちがこのように形を変えて噴出したのだと捉えるほかない。



<露漁船銃撃>事実関係認める 遺体は18日までに引き渡し

 【モスクワ杉尾直哉】根室市の漁船「第31吉進丸」が拿捕された問題で、ロシア連邦保安庁サハリン国境沿岸警備局は16日、日本の漁船を拿捕し、乗組員1人が死亡したと認めた。同局は遺体を18日までに日本側に引き渡す意向。一方、ロシア外務省は16日、「すべての責任は、(事件の)張本人と、ロシア領海内における日本人漁業者の密漁を黙認する日本当局側にある」とし、漁船側と日本政府を厳しく非難した。
 同保安庁中央広報センター(モスクワ)のシバエフ副部長は16日、毎日新聞に対し「漁船は7月20日からロシア領海内で密漁を繰り返していた。今回は国境警備隊の巡視船が待ち構えていた」と語った。
 また、副部長は吉進丸を発見した状況について「拿捕船は標識を掲げず、灯火を消していた。国境警備隊はロシア語、英語、日本語で停止を求めたが返答はなく、(吉進丸が)警備隊の巡視船から出したゴムボートに漁船を体当たりさせようとしてきた」と指摘。警備隊が警告の照明弾を上げるとカニかごなどを海に捨て逃走したため、吉進丸の前方へ向けカラシニコフ銃で警告発砲したという。副部長は「暗闇の中、波に揺られての発砲だったため、(乗組員に)流れ弾が当たった可能性はある」としている。
(毎日新聞) - 8月16日21時2分更新


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by exist2ok | 2006-08-17 02:51 | 雑感

ウクライナ 法人・消費税大幅下げ 経済立て直し急ぐ

ぼくは単純に東側の町に住んでいるという理由でヤヌコーヴィチ寄りの見方をしているわけだが、結局のところは、ウクライナのことはウクライナ人が決めればよろしいことなので、あまりこだわっていない。
一点言いたいことは、ロシアとの関係を無視してウクライナが経済的に安定するのは近い将来に限って言えば無理ということだ。これは言語問題があろうが、反ロシア感情があろうが厳然とした事実であって、ロシアの存在を軽視すればすればどういうことになるかは、昨今のウクライナの経済状況からも明らかだろう。
一旦、大統領選で負け、首相に返り咲いたということでヤヌコーヴィチも今までのように好き勝手はできないだろうかと思うが、どうだろうか? 少なくとも、ゲンナマ抱えて高飛びしようとして空港で逮捕された恥知らずのティモシェンコよりは格段によいとおもうが、、、

*ここで言う、よい悪いというのは、全体への利益還元という意味での。つまり、一部の特権階級に利益が集中しないということを「ベター」と見なしている。


ウクライナ 法人・消費税大幅下げ 経済立て直し急ぐ

 ウクライナ政府は7日、2008年をめどに法人税、消費税を大幅に引き下げる経済改革案をまとめた。4日に親露派のヤヌコビッチ首相を首班とする新内閣が発足したことを受け、政治空白で停滞していた経済の立て直しを急ぐ。
 英紙フィナンシャル・タイムズによると、ウクライナ政府は一連の税制改革の一環として、08年をめどに法人税率を25%から20%に、付加価値税を20%から18%に引き下げる。
 アザロフ財務相は、ウクライナの主力産業である鉄鋼などの輸出拡大を狙いに、現在1ドル=約5グリブナに固定されている通貨グリブナの対ドル相場を引き下げる可能性を示唆。今年決定した電力や天然ガス小売り価格の値上げ方針なども見直す考えを示した。
 ウクライナは04年まで数年にわたり10%を上回る経済成長を続けてきたが、貧富の差の拡大や汚職の横行などを背景に親露派のクチマ大統領、ヤヌコビッチ首相が退陣に追い込まれていた。
 その後を継いだ親欧州派のユシチェンコ大統領の下、ロシアとの関係が悪化。また閣内対立や鉄鋼価格の下落などもあり、経済が急速に失速していた。このため、同大統領は今月4日にヤヌコビッチ氏を再び首相に起用し、国内の安定を最優先に掲げる政策に転換した。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 8月9日8時33分更新

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by exist2ok | 2006-08-15 03:02 | 雑感

ピナ・バウシュ「カフェ・ミュラー」

ぼくにはダンスのことは詳しく分からないが、彼女のダンスの大きな特徴である同時進行の動き、踊りの共時性には強くひかれる。これはクラシックの枷を離れたノイエ・タンツの必然的通過点であるとも思える。

彼女自身は解釈や一元的な意味を加えることを戒めているが、今回番組で述べた「愛の受容と苦痛」という言葉の一端から、そのイメージは推し量ることはできる。

ダンサー・俳優らは自分たちで役柄の特徴や性格などのかなり具体的なイメージを持っているようだが、それらの役柄は、例えばワーグナーの楽劇におけるライトモチーフによる性格づけとはまったく異なる性格のものだ。つまり、演者自身によるイメージは必ずしも全体において明確な立場を表明しているわけではないし、また、確固たる重要性を主張できているわけでもない。世界を構成する円環は円満に完結していない。

あるパーソナリティーはあくまで自己主張はするが、それは必ずしも彼・彼女以外の人物にとって意味を持っているわけではない。それぞれは「己の愛」を主張し、求めるわけだがそれは環境によって十分に受け入れられるわけではない。それがある規則性をもって繰り返される登場人物の動きに反映されている。


彼女のダンスは理解されないことの不安が同時に愛の希求であることの痛ましい表現のような気がしてならない。

NHK教育 芸術劇場 2006年8月13日(日)放送


【劇場中継】 22:33~23:17
●ピナ・バウシュ「カフェ・ミュラー」

<演出・振付> ピナ・バウシュ
<美術・衣裳> ロルフ・ボルツィク
<音 楽> ヘンリー・パーセル
<出 演> ピナ・バウシュ、ドミニク・メルシー ほか

ヴッパタール舞踊団
<収 録> 2006年4月14日 東京・国立劇場 大劇場

世界的な振付家、ピナ・バウシュの代表作で、本人が出演する唯一の作品、「カフェ・ミュラー」。カフェの簡素なセットの中で、六人の男女が、出会い、すれ違い、別れを繰り広げる。タンツテアターと呼ばれる独自の表現を切り開いてきたバウシュの原点でもある本作は、1986年初来日の際に上演されて、日本のダンス・演劇界に衝撃を与えた。日本での20年ぶりの上演を機に紹介する。

※ピナ・バウシュ 
(1940ドイツ生まれ、 ヴッパタール舞踊団芸術監督、振付家・ダンサー)

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by exist2ok | 2006-08-14 02:16 | 芸能

ミラン・クンデラ「生は彼方に」読了

多分に作家本人と重ね合わせている部分が指摘される本作である。再度になるが、この描写、まるで死体の皮を剥いでいく検死官のような淡々とした表現である。であるがゆえに最後の二章であっけなく死が明らかになる主人公の皮相さ空虚さ、そして間抜けぶりが際立つ。このような皮肉のために延々とこの大部の作品を書いてゆくこの作家をどう捉えればよいのだろう?

クンデラの描写自体にそれほど共通点があるとも思えないセリーヌの「夜の果てへの旅」読後に味わった感覚と同質の嫌悪感を覚えてしまうのだ。

そう、ぼくの嫌悪感の源は、この作家がかくも透徹した分析眼と全体へのパースペクティヴを持ちながら、主要な題材、テーマがあまりに貧弱であることなのだ。一人の偏向した少年の自我に、チェコの共産主義を支えた感傷的倒錯者たちに、皮肉を投げかけることがこの小説の価値なのだろうか(再三言うように、ほとんど全編を貫いて発揮される語り手の慧眼にもかかわらず、である)?


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by exist2ok | 2006-08-13 01:36 | 読書



メキシコ、N.Y. L.A.そして現在はウクライナのハリコフ市に住むおがわがお伝えします。コメント・TB大歓迎です。どんどん絡んでくださいね。
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