すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた

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「すみっこ(ウ・クライナ)で見た、聞いた、考えた」


結局、ブログの用途というのは日記形式がもっとも適しているといって良いのじゃないだろうか。日記といえば聞こえはいいけど、要は自分の思うことに関して何でもありの塵芥溜めのようなものだろう。ということで、ぼくの近辺を気にしてくれる人たちに対する「無事を知らせる便り」だと思うことにして、表題を変えた次第。
しかし、改めてヒドイ国名だと思う。「隅の方」ってまっさきに付随的で卑屈なイメージが先行してしまうじゃないか。ああ、ロシヤが親分なのね、っていう。
それと比べて「日本」って誰が考えたのか、とてもかっこいいネーミングじゃないだろうか。「ひのもと」「日いずる国」 この名前からだけでも自尊と誇りの想いが十分に伝わる。そしておそらくどの外国人に話しても理解してもらえる明快さをも備えてる。
そんなこと現代の国家・文化として誰からも誤解されている不可解な「日本」からはちょっと想像しがたい。日本人て仏教的無常感とともにちゃんとした論理性をつい数百年前まで持っていたんじゃないだろうか、と最近では思ってる。


すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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by exist2ok | 2005-05-28 22:49 | 雑感

「お嬢ちゃんとごろつき」

ショスタコーヴィチ自身のモダニズムとプッチーニにも匹敵するメロディストの二つの面がよく表れていた。ここらへんのそつのない腕前はさずが片手間に映画音楽も手がける天才だと思う。
一幕のバレエ。時代設定は1920年代。筋はありがちで、やくざ者の青年が少女に恋をする。出会い、青年のバーでの恋煩い、何度もアタックするが拒絶される。その後、ごろつき仲間から少女を救ったことから親分と不和になり、少女に半分受け入れられたのもつかの間、諍いの拍子に刺されて死んでしまうというもの。部分的に「ボルト」と共通のメロディーが援用される。青年のテーマは第三番から。やくざ仲間・バーのテーマは第四番。
刺されて以降、青年が幻覚に少女を見、その後本当に現れた少女と出会って死ぬまでの間が聞きもの。この後半からクライマックスに至るまでの間に音楽が生きてくる。バレエでは言葉がない分踊りと音楽が人物の感情を代替するわけだが、音楽に説得力がないとバレエも生きてこないのはもちろんのこと。
それにしても、前日の「スペードの女王」でも感じたが、お国ものになると地方の劇場とはいえ迫力が違う。音楽が意味を担って鳴るのである。
どんなに音として磨き上げられていようが共感なく鳴る音は空虚だ。意味を放棄した空虚な音から追求できるのが響きの妙であることを思えば、たとえばシカゴ響がスーパーオーケストラと言われながら繰り返し聞きたくなるような録音をほとんど残せていない訳がわかってくる。
日曜日ということもあって大入りの大成功。というか、終演後に出演者に花束を渡す人がたくさんいたので知り合いが多かったのかと思われる。知り合い縁者によって盛り立てられた面も多分にある。こちらのコネ社会の文化様相といえる。


すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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by exist2ok | 2005-05-16 23:34 | 音楽

ショスタコーヴィチのバレエ

17日プレミアとなるショスタコーヴィチのバレエは「お嬢さんとやくざ者」(パンノーチュカ・イ・フリガン)。きいたことありませんね。値段から察するにオケの伴奏もちゃんとついているでしょう。って、そもそもそんなCDの存在知らないし。

12日のストラヴィンスキーのバレエ「ペトルーシュカ」「春の祭典」では伴奏は録音でした。バレエとしてはじめて見て、こういうものだったかと納得。
春の祭典はブーレーズの新録音の方をもっていたが(クリーブランド管弦楽団)そんなに聞き込んでいなかった。ストーリーもよく把握していないのだけど、バレエは抽象ダンスみたいなもので、衝撃というに近いものを受けた。
ハリコフのバレエ・オペラというのでレベルの低さについてはかなり覚悟して行ったのだけど、いい意味で予想を裏切ってくれた。すごくがんばってる。たしかに、バレエなら足の上がりは低いし、みんな全くそろっていない。雑駁である。美しくないのである(その点、2月に見たマイヤ・プリセツカヤの所属していた帝国バレエの「白鳥の湖」は次元が違った)。前座のペトルーシュカはもう時間の無駄と言っていい代物だった。
しかし春の祭典は地方都市の資金もない劇場で、しかもせいぜい200人の観衆を前に行われるにしては相当に気合の入った舞台だったと認めざるを得ない。少なくとも場面によっては鳥肌が立つほど。たとえば、東京でクラシックやオペラにしろ演劇にしろ聴いたり見たりして「腹の立つ」舞台は決して少なくないことを思えば、いかに「頑張っている」かが分かるでしょう。
劇場の写真は前回の投稿を見てもらうとして(かなり大きいですね)、大ホールの収容人数は目算では1500人くらい。予定表には公演が書かれているので小ホールもあるが見たことはない。音響はなかなか良いと思う。
オーケストラは専属のオケがあり指揮者も専属。楽団のメンバーはフィルハーモニーと掛け持ちしている訳ではないようだ。

五月の演目をさらってみると、リゴレット、白鳥の湖、ジゼル、イル・トロバトーレ、ペトルーシュカ、春の祭典、スペードの女王、お嬢さんとやくざ者、ボリス・ゴドゥノフ、サムソンとダリラ(すごいね! CD持ってないので予習してません)、タラス・ブーリバ、アイーダ、トゥーランドット、その他ウクライナのオペラもありますが名前覚えられません(今度調べてきます)。バレエでも名前をきいたこともないお国モノがあり、ちょっと分かりません。
オペラの感想はまた今度。


すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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by exist2ok | 2005-05-15 23:05 | 音楽

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シンフォニー・ホール(寂れてるよな、、、この前、三人くらいで工事してました。いつ終わるんだか知れない)

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ハリコフ・オペラ・バレエ劇場、通称“ハトープ”(けっこう大きいですね)
今月は大作が目白押し。
すでにリゴレットは終わってしまったが、11日にはイル・トロバトーレ、12日はペトルーシュカ、春の祭典(バレエですよ!)、15日にはショスタコーヴィチのバレエ、17日はボリス・ゴドゥノフ(ほんとに出来るんかい?!)、その先にもアイーダ、トゥーランドットがある予定。

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日曜日には戦勝記念のためか劇場前でウクライナ舞踊をやっていました。


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by exist2ok | 2005-05-09 21:13 | 音楽



メキシコ、N.Y. L.A.そして現在はウクライナのハリコフ市に住むおがわがお伝えします。コメント・TB大歓迎です。どんどん絡んでくださいね。
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