すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた

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ウクライナの民主主義

ということをあまり声高にいうのはどうも同調できない。
ぼくはメキシコの生活で経験済みだが、第三世界の民衆の政治熱ほど疑わしいものはないと思う。
ヤヌコーヴィチ、クチマ側の行ったといわれる不正については、いかにもステロタイプなことが気にかかる。誤解を恐れずに言えば、不正はどこの世界にもあるが田舎者がやりすぎたという点と欧米のマスコミやユシチェンコ側が誇大に宣伝した点があるに違いない。
また、世界の政治、経済バランスからぼくはロシヤ側に肩入れする気持ちがある。実際に触れてみればそれこそステロタイプな庶民レベルの汚職にうんざりするんだろうけど。


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by exist2ok | 2004-11-30 20:27 | 雑感

能楽リンク

花の会


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by exist2ok | 2004-11-30 06:35 | 能楽リンク

「箱崎」鑑賞講座

11月29日(月)午後3時~5時
場所 国立能楽堂2階研修能舞台(絨毯敷き)
講師 観世清和、松岡心平、佐伯弘次

来たる12月23日の復曲能「箱崎」予習講座。
世阿弥の研究者であり、ガイド本「能って何?」の編者でもある松岡氏の話が一番興味を引いた。能「箱崎」成立の政治的背景には北朝である足利政権の九州統治の安定化があったという。

「箱崎()」のあらすじは、醍醐天皇に仕える歌人の壬生忠岑(みぶのただみね)が筥崎宮に参ると、月明かりの下、1本の松の木を恥ずかしげに掃き清める里の女がいる。木の下には神宝の戒(かい)・定(じょう)・恵(え)の三学の経文を収めた箱が埋まっている、と筥崎宮のいわれを語る。里の女は実は神功皇后の化身。経の入った箱を忠岑に見せ、天女の舞を舞う。(あらすじは産経新聞より)


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by exist2ok | 2004-11-29 18:51 | お能

喜多流職分会 11月自主公演能

11月28日 AM11:45
場所 十四世喜多六平太記念能楽堂

仕舞 
俊成忠度 松井俊介 
班女 友枝雄人
鞍馬天狗 大島輝久

能 鬼界島(きかいがしま) シテ 粟谷明生
狂言 子盗人(こぬすびと) シテ・盗人 野村万之介
能 三井寺(みいでら) シテ 佐々木宗生
仕舞 松虫 笠井 陸
能 枕慈童(まくらじどう) シテ 粟谷幸雄

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by exist2ok | 2004-11-28 22:45 | お能

国立能楽堂 特別企画公演

2004年11月25日(木) ~ 11月26日(金) 18:30
能   通小町 雨夜之伝(かよいこまち) 
25日 少将 梅若六郎(観世流)
---小町 観世清和
26日 少将 観世清和(観世流)
---小町 梅若六郎

朗読 卒塔婆小町(そとばこまち)
三島由紀夫作「近代能楽集」より
鴨下信一演出
---老婆 岸田今日子 
---詩人 茂山逸平b0023505_11152417.jpg

見たのは26日のみ。能は薄味な印象だった。

半演劇としての朗読。演劇ではなく、あくまで朗読とすることで文字・言葉を披露する舞台なのだという演出者の目論見がわかる。三島の作品が能の時空間を意識して作っている以上、その再現である舞台でぶち壊しにするわけには行くまい。演劇として演ずるなら、能の自在な空間・人物の転換を再現することはおそらく不可能である。とすれば、あらかじめ作品の不完全な再現であることに開き直った朗読という体裁をとらざるをえなかったことは至極納得がいく。演出の鴨下氏のアイデア勝ちである。
老婆役として岸田今日子ほどの適任はおるまいかと思う。その点非常に充実していた。


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by exist2ok | 2004-11-26 23:22 | お能

東南に風立って、西北に雲静かならず!

民主主義のために戦っているウクライナ人

今回の大統領選の不正疑惑については、ウクライナ外交官150名がそれを告発し、中央選挙管理委員会のメンバーも集計結果報告書に署名拒否を宣言。また各国大使館員も非難声明を出し、アメリカも信頼できる筋からの情報として大規模な操作が行なわれたことを示唆している。
テレビではユシチェンコ支持の学生等が、出動した警官隊に花を渡し、暴力的衝突の回避を懇願しているようすが映し出された。

ここまで世界が注目している以上、選挙結果が再確認されて終わる、などということはないだろう。が、依然緊張は高い。最悪の衝突だけは回避してもらいたいと思う。それは今後のウクライナの社会にとってもマイナスとならない為に。

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by exist2ok | 2004-11-24 22:18 | 雑感

東京交響楽団 東京芸術劇場シリーズ 第77回

あるサークルに投稿したものの再掲なので「ですます」調です。


指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン:ヴァディム・グルーズマン
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品35
ショスタコーヴィチ/交響曲 第10番 ホ短調 作品93

直前まで煮えきらず行こうか否か迷った挙げ句でした。実際行ってみると当日券はS・Aのみで断念しかけました。直前に戻ると、Cでキャンセルが出、それをゲット。入りは8割以上は埋っていました。
結果からいうと、大当たり! いままで生できいた全てのショスタコ体験を遥かに凌駕する圧倒的名演だったといえます。

ヴァイオリンのグルーズマンがウクライナ出身だったというのはご愛敬。通俗名曲は苦手でこれゆえに二の足を踏んでいたせいもありますが、チャイコンは悪くありませんでした。東京交響楽団、こんなにカチッとした演奏をする集団だとは知りませんでした。しかし、それは次のショスタコ十番の前座でしかなかったことを思い知ります。

パーヴォ・ヤルヴィは九年ぶりの日本登場とのこと。なんでこんなすごい実力の持ち主がいままで日本と関係が薄かったのか疑問です。全体としてアウトラインのしっかりした、一本筋の通ったイメージ。そこに緩急自在な彫りの深さとアクセントのはっきりした点が特徴的でした。スタイルもショスタコの演奏史をしっかり踏まえた正統なもので、けっして楽譜だけに忠実で表面的な音楽ではありません。DSCHの主題で全体主義の不気味な息吹を感じさせる演奏を生きているうちに「生」で聞くことが出来るなんて誰が予想したでしょう。この手のスタイルはいまの音楽界からは消えてしまったものだと思っていました。

東京交響楽団もすごい。なんて安定感のある、それでいて消え入りそうに繊細なピアニッシモだったでしょう! そしてここぞとばかりに大音響へと移って行ける懐の深さ。音も大音量なのに割れたりすることなく、きれいな金管です。このオケからは日本では決して聞いたことのない貫禄すら感じられました。
また、今日は本当にソロ・パートのうまさが光ってました。コンマスをはじめ、ピッコロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ティンパニ。自分で気付いただけでもこれらのパートを担当した人たちのソロが異常にうまかった。ショスタコは平板じゃだめで、ある意味陳腐なくらい大袈裟にしなければうまく行かないのですが、そういうことを心得ているようで気持ちが良いくらいグロテスクな強調をきかせてくれました。
自分は日本のオケにはまったく期待していなかった口だけに、いつのまに在日オケがこんなに上手くなったのか不思議です。

来週はヤルヴィがR・シュトラウスの英雄の生涯を聞かせてくれますが、予定で二日とも行けないのが残念です。


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by exist2ok | 2004-11-23 14:19 | 音楽

国立能楽堂 定例公演

2004年11月19日(金) 18:30

狂言 鳴子(なるこ) 石田幸雄(和泉流)
能   三輪 岩戸之舞(みわ) 香川靖嗣(喜多流)
b0023505_11152417.jpg

狂言では野村万斎が次郎冠者で出演する為か結構混んでいた。
__________
三輪()は金春流の定例公演で爆睡した経験あり。詩章が手元にあるのとないではおおちがいだ。今回は準備はそこそこ。
喜多流の香川師がシテを勤める。一、二度すでにこの人の舞台は見ているが特別に意識したことはない。しかし、今回は会場で謡教室のSさんと出くわし正統派との評価を引き出した。
前シテの面は「増」。装束は金と深草色の気品ある落ち着いた装い。香川師のハコビやセリフもインテンポ(滑らかであるのに型がきちっとしている)で超越した存在らしさが出ていた。この人も大仰なところはないが、只者ではない。
後シテの三輪明神が天照大神の天岩戸隠れを語る段の舞がみどころか。この日の面は小面か万媚か? 年若い女のものだったようだ。
天岩戸へ隠れる場面では扇で顔を覆う。そして出てくる場所ではなんと、はじめ杉の木に見立ててあった小屋の作り物に脇から一旦入ってそのまま正面から出てくる。能のこういう変幻自在な表現のもつ説得力は格別。少しも説明臭くない(むしろ極度に抽象化されていて分かりづらいのではと思い違いするほど)のに直感的に全てを悟らせてしまう高度な表現方法だ。


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by exist2ok | 2004-11-19 23:03 | お能

散歩

帰りがけに散歩してきました。
上野の不忍池から公園内を抜けて国立博物館を回り込んで鶯谷へ出て電車に乗る。
40分ほどの時間、バッハのフルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタをかけながらの早朝散歩。
バッハをきくと涙腺が緩くなる。

サブカル日本の現状と、バッハの音楽をカトリック的本質志向性でもって読み解いた森有正との対比について思い巡らせた。


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by exist2ok | 2004-11-17 11:44 | 雑感

三島由紀夫 近代能楽集

能の舞台を現代に置き換えて大胆に作り変えた戯曲集。

邯鄲
綾の鼓
卒塔婆小町
葵上
班女
道成寺
熊野
弱法師

三島由紀夫は好きではないのでずいぶん読んでいなかったが、今月末の国立能楽堂の特別公演で岸田今日子と茂山逸平の出演で”卒塔婆小町”の朗読があるため手にとった次第。

彼独特の憂鬱な色気に満ちた文体が好きになれないのだが、しかし、この作家がここで見せた才能には瞠目せざるをえない。能の題材を換骨奪胎し、時には結末を変更することも辞さない。
能の自在な時空表現そのままに、言葉のみで人物が時・所を瞬時に転移する。

三島が翻案可能としたのは現行曲約250曲のうちからわずかに8曲のみであるが、現代に舞台を移すことによって、能がそもそも扱う人間の情念・苦悩がそのまま僕らに当てはまってしまうことが明瞭になる。
能には己を凝視して求心的に潜行してゆく視点がある。だから題材を超越してダイレクトに僕らの”現在”にまで到達してしまうのだろう。

すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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by exist2ok | 2004-11-14 11:15 | 読書



メキシコ、N.Y. L.A.そして現在はウクライナのハリコフ市に住むおがわがお伝えします。コメント・TB大歓迎です。どんどん絡んでくださいね。
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