すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた

カテゴリ:お能( 23 )

定例公演  貰聟 唐船

2004年9月17日(金) 18:30

狂言 貰聟(もらいむこ) 大藏千太郎(大蔵流)

能   唐船(とうせん) 観世恭秀(観世流)b0023505_12542628.jpg

出し物について。
能の世界にはパースペクティヴが存在しない。共在するものがその都度フォーカスによって浮かび上がる。だから、それを理解すれば、船や庵などの見かけ上のあり方が洗練されてできあがったものだと納得が行く。
遠近法が確立する前の西欧の中世宗教絵画などを見るとよくわかる(ランブール兄弟やジヨットーなど)。それは稚拙なのではなく、ものの見方が根本的に異なる故にそうなのである。
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by exist2ok | 2004-09-18 22:31 | お能

12日(日) 第21回横浜かもんやま能

b0023505_16341179.jpg解説 (第一部・第二部とも):三宅晶子 (横浜国立大学教授)
<第一部>
 狂言「呼声」(大蔵流)茂山千五郎
 能「野宮-車之出」(喜多流)粟谷能夫
< 第二部>
 狂言「昆布売(こぶうり)」(大蔵流)茂山千五郎
 能「小鍛冶-黒頭」(観世流)観世銕之丞

さて、かもんやま能である。野宮は正直まだ良く分からない。こちらの観客としての程度が影響する演目だろう。
期待していたのは言うまでもなく銕之丞である。また、”小鍛冶”は作品としても動きが多く、半年前に国立能楽堂の若手能でみてもいるので敷居は低い。三宅先生もおっしゃっていたが、目を引くのは”黒頭”だ。普段、小鍛冶の後シテは赤頭に狐型の切り抜きのようなもの(汗)をつけるのだが、今回は黒頭の鬘のみ。しかも、面が小飛出ではなく般若に近い。衣装も袴が金箔で三角に切りあがった文様の並んだ強烈なもの。黒頭ではメリハリが利いた動きになる(とのこと)。
改めて銕之丞というシテの凄まじさを確認した。前シテで橋掛かりに立っているだけで、気力の漲った身体が緊張で張り詰めているのがわかる(因みにこちらの面も”童子”ではなく”喝食(かっしき)”であったようだ)。能の凄さ、そして見る楽しさはここにあるのだ。
後シテではこれまたワキの達人宝生閑が相手役であり、この二人でもって完全に”小鍛冶”という作品を食ってしまっていた。作品のレベルがこの達人二人の腕前を表現するだけの内容を持っていなかった。あっという間に終わってしまったのが至極残念だ。

銕之丞は10月1日は品川薪能で”高砂”を、6日は銕仙会で”兼平”を舞う予定を把握している。が、チケットは確保できていない。
僕は音楽でもすごいと感じたことはあるが、この九世観世銕之丞氏に対するほど麻薬的に、それがなければ夜も日もあけないというものはなかった。自分の同時代でそういう再現芸術の担い手が存在するとも思わなかった。何しろ、巨匠不在の時代である。だが、いた。しかも、日本人でなければその十全な理解の可能性は極端に狭められてしまうという自国の芸術において。十分に味わい尽くしたいものだと思う。何年かかるか分からないが、能楽のより多くを理解できるようになりたいものだ。
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by exist2ok | 2004-09-12 09:05 | お能

国立能楽堂 定例公演

2004年9月8日(水)

能   敦盛(あつもり) 大坪喜美雄(宝生流)

b0023505_12542628.jpg
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by exist2ok | 2004-09-09 04:39 | お能



メキシコ、N.Y. L.A.そして現在はウクライナのハリコフ市に住むおがわがお伝えします。コメント・TB大歓迎です。どんどん絡んでくださいね。
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