すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた

サルトル 「汚れた手」

ジャン=ポール・サルトル
「汚れた手」「墓場なき死者」
サルトル全集 第七巻 人文書院
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知識人と労働者との懸隔、教条主義、暗殺、目的と手段の倒錯、、、
暗い時代の共産主義運動のエッセンスを抽出した傑作戯曲。
手段が目的を食いつぶしてゆく革命思想の矛盾。実存主義は不条理の前に立ち尽くす”我”の思想なのだと改めて確認した次第。
物語に主体的に関わっていないかに見えるユゴーの妻ジェシカの存在が、終盤にわかに重要になる点まで含めて象徴的な作りになっている。作中にも名指しされるように、ユゴーにとって彼女は「贅沢品」だ。それは彼の出自に等しく対応した存在である。だから、エドレル射殺のきっかけが彼女であることは、物語の根幹に関わるほど重要だ。
「政治は科学であり、自分の正しさを証明できる」とする理論の皮が剥がれたとき、そこにユゴーの生身の判断基準があらわれるからである。


すみっこ(ウクライナ)で見た、聞いた、考えた
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by exist2ok | 2004-12-22 22:04 | 読書
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メキシコ、N.Y. L.A.そして現在はウクライナのハリコフ市に住むおがわがお伝えします。コメント・TB大歓迎です。どんどん絡んでくださいね。
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